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Cloud ALMでメトリクスのアラート通知を設定してみた

こんにちは、BeeX 山本です。

前回、こちらの記事でCloud ALMの全体像(Implementation/Operationsをざっくり触った話)についてまとめました。 techblog.beex-inc.com

今回はその続編として、Operations(運用)の「ヘルス監視のアラート通知(メール)の設定」に絞って手順を残します。


今回やること(ざっくり)

  • 通知管理アプリでアラート通知先を登録
  • アラートをトリガするイベントを定義
  • ヘルス監視で、対象メトリクスのしきい値(Warning/Critical)を設定
  • しきい値超過を発生させて、通知が来ることを確認

※本ブログは、オンプレ環境のS/4HANAとCloud ALMの接続が完了しており、各種メトリクスが取得できていることを前提としています(接続方法は別記事でまとめ予定です)。


手順

1. 通知管理アプリでアラート通知先を登録

運用タブで「通知管理」のタイルを開きます。

運用タブ

受信者管理画面で、画面右上の「受信者追加」をクリックします。

受信者管理画面

受信者欄に、アラートの通知先にしたいメールアドレスを入力して、保存します。

受信者追加

保存すると、受信者管理画面にエントリが追加されます。 この時点では、ステータスは「保留」状態です。

受信者管理画面(ステータス保留)

上記完了後、Cloud ALMから登録メールアドレス有効化についてのメールが来ます。 添付の「here」のリンクを開くと、「You are subscribed to SAP Cloud ALM notifications.」と表示され、メールアドレスの有効化が完了します。

届いたメール
リンクを開いた画面
再度受信者設定が面に戻ると、ステータスが「検証済み」に変更されてます。 これでCloud ALM側にアラート通知先メールアドレスの登録が完了しました。
受信者管理画面(ステータス検証済)


2. アラートをトリガするイベントを定義

イベント定義ですが、ヘルス監視においては、各メトリクスに対応するイベントがありまして、ご自身の監視したいメトリクスに対応するイベントを選択して設定する必要があります。
例えばですが、メトリクスABAP License(Trcd:SLICENSEで管理するライセンスの期限)に対応するイベントは期限切れのABAPライセンスになります。
イベントの文字を見れば、どのメトリクスとどのイベントが対応しているかの予想は付きますが、如何せんちゃんとした対応表が公式で用意されていないようで。。。 現状ここがちょっと面倒なところになっています。なんとかしてほしい… という愚痴も挟んだろことで、検証を続けます。

続いて、運用タブで「ヘルス監視」のタイルを開きます。 すると、SAP S/4HANASAP S/4HANA Cloudなど、サービスタイプのタイルが表示されると思います。ここからご自身がアラートを設定したいシステムまで進んでください。
私の環境ではSAP S/4HANA → S4A.100といった感じです。

運用タブ

任意のシステムのメトリクス概要画面まできたら、歯車ボタンをクリックします。

メトリクス概要画面

下記画面のイベントタブに移動し、アラート通知をしたいイベントの名称か、右端の「>」ボタンを押します。 私の環境では、ファイルシステム使用率に関するイベントを選択して検証を進めてます。

システム設定ポップアップ

Eメール送信先をOFFボタンを押して、ONに切り替えます。

イベント設定ポップアップ

「+」ボタンを押します。

イベント設定ポップアップ

メール通知先に設定したい受信者を選択した状態でOKをクリックします。

受信者選択ポップアップ

希望のメールアドレスが追加されていることを確認し、画面下部の保存を押します。

イベント設定画面

保存すると、システム設定画面に戻ってきます。 設定後は、通知列に緑のチェックマークが付いていることが分かると思います。
ここまで出来れば、メール通知のイベント設定も完了です。

システム設定画面


3. メトリクスのしきい値を設定

任意のシステムのメトリクス概要画面で通知を設定したいメトリクスのタイルを開きます。
私だとOSセクションのホストファイルシステム(ディスク使用率)です。 開いたら名称の隣の「情報」ボタンを押します。

メトリクス概要画面

詳細画面が表示されるので、設定変更をクリックします。 ちなみに、しきい値概要という項目がありますが、Usage~~の直前に台形のようなマークがありますよね。これはSAPデフォルトのしきい値ですよ、という意味のマークになります。
はじめはなんのマークだろうと思っていましたが、SAPのロゴのシルエットでした(笑)

メトリクス詳細画面

しきい値を設定します。今回は、検証用なので、かなり極端な設定ですぐアラートが上がるように調整しています。 警告を95%(デフォルト値) → 10%へ変更

しきい値設定画面

Usage~~の直前を見ていただくとマークがSAPデフォルトのマークから、人間マークに変更されてます。 一目でカスタマが設定したしきい値だと分かる仕様になっていて良いですよね。 これでしきい値設定も完了となり、あとはアラートが出るのを待つのみです。

メトリクス詳細画面


4. しきい値超過を発生させて、通知が来ることを確認

では、最後にアラートが来るか確認します。といっても、しきい値を極端に設定したので、何かしらアクションを起こす必要はなくただ待つだけです。
来たのはこんなメールです。ぱっと見、Health Monitoring Eventとあって、ヘルス監視由来のアラートと一目で分かりますし、メール内のファイルシステムフルというのが、今回通知を設定したイベントですね。 追加情報もあって、アラートメールとしては十分なレベルだと感じました。

アラートメール

また、メトリクス概要画面の評価の項目を見ると、オレンジの警告に変化していました。

メトリクス概要画面

撮り忘れていたので、別のメトリクスのものになってしまい恐縮ですが、しきい値超過が発生するとタイルも添付のようになります。 視覚的にもどのメトリクスの対処が必要なのか分かるようになっていて、良いですよね。

アラートが出たときのタイルの状態


まとめ

今回は、Cloud ALM のアラート通知(ヘルス監視)をメールで飛ばすところまで一通りやってみました。

個人的にハマりポイントになりそうだなと思ったのは、「どのメトリクスがどのイベント名に対応するか」の部分です。 イベント名から推測はできるものの、最初は少し迷いやすいので注意が必要です。

とはいえ、一度流れが分かってしまえば、あとは「どのイベントを誰に飛ばすか」を増やしていくだけなので運用の一次監視をCloud ALMに寄せたい人には、かなり使いやすい仕組みだと思いました。
次は、Slack/Teamsなど別の通知先でも同じように回せるかも試してみたいところです。

ではまた。


参考リンク