はじめに
本記事では、オープンソースのAIコーディングエージェントである「OpenCode」をWindows環境に実装し、 GitHub Copilotアカウントと連携して利用するまでの流れ1を整理します。
OpenCodeは、コーディングエージェント利用時のモデルベンダーのロックインを回避し、用途に応じて適切なモデルを利用できるよう提供されているツールです2。
プロジェクトごとに指示ファイルAGENTS.mdを配置してAIにコンテキストを理解させる仕組みを持っており、Anthropic社「Claude Code」との互換性もあります3。
記事のまとめ
この記事で得られる知見は以下の通りです。
- Windows環境(WSL2利用)へのOpenCodeインストール方法
- GitHub Copilotとの連携方法
実装前の準備(前提条件)
今回の検証は、以下の環境にて行いました。
Windows 10 PC
- WSL2が利用できるバージョンであること
- GitHubアカウント
- GitHub Copilotのサブスクリプションが有効であること
- VS Code
- インストール済みであること
実装手順
以下ステップで実装を進めていきます。
実装手順1:WSL2のセットアップ
Windows環境でOpenCodeを使う場合、WSL(Windows Subsystem for Linux)の利用が推奨されています4。
WSL2のインストール
PowerShellを管理者権限で開き、以下のコマンドを実行します。
wsl --install
このコマンドにより、WSL2カーネルのダウンロードやデフォルトのLinuxディストリビューション(通常はUbuntu)のインストールが行われます。
インストール完了後、PCを再起動します。
実装手順2:OpenCodeのインストール
WSL2上にOpenCodeをインストールします。
インストールコマンドの実行
WSLターミナルを開き、WSL上の任意のディレクトリに移動後、以下のコマンドを実行してOpenCodeをインストールします。
curl -fsSL https://opencode.ai/install | bash
(インストール完了画面)

動作確認
インストールが完了したら、一度再起動後、
WSLターミナルから以下コマンド実行し、OpenCodeを起動できるか確認します。
opencode
(起動時画面)

基本操作とショートカット
OpenCode起動後、以下のショートカットキーやコマンドが利用可能です。
- Tab: 実行モードの切り替え(Build or Plan)
- /: スラッシュコマンドの入力開始(例:
/models,/connect,/exit)
実装手順3:GitHub Copilotとの連携
GitHub Copilotアカウントとの連携を行います。
作業パス:WSL2環境内
OpenCodeは多数のLLMプロバイダーをサポートしており、 GitHub Copilotも利用可能です5。
以下の手順で連携することで、GitHub Copilot経由でLLMモデルを利用できるようになります。
GitHub連携の設定
OpenCodeとGitHubアカウントを接続します。
設定ファイルの確認:
OpenCodeを一度起動すると、デフォルトでホームディレクトリ配下に設定ファイルが生成されます。
パス:
~/.config/opencode
ファイル場所は環境により異なる場合がありますが、このファイルが存在することを確認してください。
- 連携コマンドの実行:
OpenCode起動中の状態で、
/connectコマンドを入力し、tabキーを押します。

GitHub Copilotとの連携: 選択肢の中から、GitHub Copilotを選択します。 (GitHub Copilot選択画面)

GitHub.comを選択します。

ログイン時に利用するEnter Codeが表示されるので控えておきます(キーボード
cを押せばコピーできます)。
その後、ブラウザからGitHubログインページにアクセスし、 Enter code:
XXXX-XXXXを入力します。
(連携確認画面)

画面上のAuthorize anomalycoボタン押下後、連携が完了します。
(連携完了画面)

モデルの選択: GitHubログイン完了後、OpenCode上でモデルを選択する画面が表示されます。 任意のモデルを選択します。

設定モデルの確認:
/modelsと入力し、実行すると、設定中モデルを確認・変更できます。
認証情報の保存先: 連携完了後、GitHubの認証情報は以下のパスに保存されます。
\\ホームディレクトリ\.local\share\opencode\auth.json
実装手順4:OpenCodeの初期化
プロバイダーを構成したので、作業ディレクトリに移動します。
cd /path/to/project
OpenCodeを実行します。
opencode
次に、OpenCode起動中の状態で、/initと入力・実行し、OpenCode を初期化します。

これにより、OpenCode がプロジェクトを分析し、 プロジェクトのルートに AGENTS.md ファイルが作成されます。

備考など
- 利用料: OpenCode自体はオープンソースですが、バックエンドに使用するLLMモデルのAPI利用料は別途発生します6。
- プライバシー: 無料モデルなど一部例外を除き、データがモデル学習に利用されることはない旨が記載されています7。
参考URL
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