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SAP Business Data Cloudを一から設定してみた(第10回:データプロダクトを活用してみた)

はじめに

こんにちは、BeeXの福地です。本ブログは、2026年第1四半期にリリースされたSAP Business Data Cloud(BDC)のパートナー向けTDDライセンス(テスト、デモ、開発用ライセンス)を購入し、一から設定した内容をシリーズ化してお届けしています。

今回はいよいよ第10回(最終回)の内容になります。なお、これ以前のブログについては以下のリンクからご覧ください。

第1回:BDCのプロビジョニング

第2回:BDCのフォーメーション

第3回:SAP Cloud Connector(SCC)の設定

第4回:SAP DP Agentの設定

第5回:SAP S/4HANA Cloud Public EditionとSAP Datasphereの連携

第6回:SAP Datasphereのデータプロバイダプロファイル

第7回:BDCコックピットの設定

第8回:SAP Datasphereのマーケットプレイス

第9回:データプロダクトのインストール

第10回:データプロダクトを活用してみた(➡今回)

本ブログについて

  • ブログ第9回:データプロダクトのインストールで解説しているデータプロダクトのインストールが完了していることが前提となります。まだインストールしていない場合は、まずインストールをしてください。
  • データプロダクトとは、SAPが標準で提供する業務(販売や財務など)用に準備されている幾つかの再利用可能な最小単位のデータ資産です。
  • 本ブログでは、インストールされたSAP標準のデータプロダクトをSAP DatasphereおよびSAP Analytics Cloudで活用する方法を解説していきます。

SAP Datasphereの設定

データプロダクトからビューの作成

DSPメニューから「データビルダ」を選択し、データプロダクトをインストールしたスペースを選択します。

「新規グラフィックビュー」を選択します。

データプロダクト(ここでは「Cash Liquidity Actual…」)をドラッグ&ドロップします。
※ データプロダクトと言っても通常のローカルテーブルのデータ同様ですので、これ以降はDSPの通常操作となんら変わりません。

右のビューをクリックし、ビジネス名(ex. キャッシュフローファクト)、技術名(ex. CashFlowFact)を入力します。

データプロダクトはメジャーや属性があらかじめセットされていることが確認できます。

ビューを保存してデプロイします。

更にビューを作成しますので、「新規グラフィックビュー」からデータプロダクト「Company Code」をドラッグ&ドロップします。

右のビューをクリックし、ビジネス名(ex. 会社コードビュー)、技術名(ex. CompanyCodeView)を入力します。

ビューを保存してデプロイします。

アソシエーションの作成

データビルダで「新規ERモデル」を選択します。

前項で作成した2つのビュー(キャッシュフローファクト、会社コードビュー)をドラッグ&ドロップします。

ファクトビューを選択し、「アソシエーションの作成」をクリック、ディメンションビューにドラッグ&ドロップします。

アソシエーションが作成されました。(「Company Code」同士で関連付けられたことが確認できます。)

ファクトビューを選択するとプロパティでアソシエーションが設定されていることが確認できます。

ERモデルを保存してデプロイします。

分析モデルの作成

データビルダから「新規分析モデル」を選択します。

前項で作成したファクトビューをドラッグ&ドロップします。

全ての関連する情報にチェック(☑)し、追加を選択します。

ファクトビューとディメンションビューの関係が表示されます。

分析モデルのビジネス名と技術名を入力し、保存してデプロイします。

SAP Analytics Cloudの設定

SAP Datasphereへアクセス

SACメニューの「ストーリー」>「キャンバス」>「新規データ追加」>「既存のデータセットまたはモデルのデータ」から前項のDSPを選択します。

スペースを選択し、前項で作成した分析モデルを選択します。

データソースが設定されました。

分析モデルからストーリーの作成

テーブルを追加します。

ビルダパネルで行・列にメジャーとディメンションを追加します。ここからは通常のSACによるストーリー作成方法ですので自由に設定してください。

最後にストーリー名を入力して保存します。

以上でデータプロダクトの活用については一通り完了です。

参考資料

SAP Help:データ製品の使用

SAP Note:3600689 - SAP BDC - データ製品およびインサイトアプリのリリーススケジュール

まとめ

今回はデータプロダクトの活用について解説しました。繰り返しになりますが、データプロダクトと言っても通常のローカルテーブルのデータ同様ですので、DSPやSACからの活用方法は基本的に変わりません。SAPが標準で提供しているデータプロダクトと自分で作成したローカルテーブルを連携させることもできますので是非、チャレンジしてみてください。このブログがどなたかのお役に立てば幸いです。

本ブログ「SAP Business Data Cloudを一から設定してみた」シリーズは今回で終了となります。ご講読いただきありがとうございました。BDCとしてリリースされてから私自身も初めての経験でしたので非常に勉強になりました。今後も主としてSAP Analyticsソリューションの情報を中心に投稿していきますのでご期待ください。