
5月20日に「クラウド食堂 #8 ~クラウド初心者応援LT会~」が開催されました。
本ブログはその参加レポートです。
- はじめに
- Kiro クレジット上限到達で節約術を考えた話
- IMDSとセキュリティ
- AWS Ground Stationが実現する無限の可能性
- FinOpsで実現する コスト分析エージェントの導入事例
- 社内RAGを導入するまでに気を付けたポイント
- AWSで始める水耕栽培計画
- 次回のクラウド食堂
はじめに
今回も参加者30名以上の盛況なイベントになりました。

運営メンバーの御紹介。
尚、半数近くの方々がクラウド食堂立ち上げ時とは違う所属に旅立たれていますw

Kiro クレジット上限到達で節約術を考えた話
LTトップバッターはNHN テコラス株式会社の尾暮真都さん。
みんな大好きKiroに関するお話しです。
ちなみに尾暮さんはIT業界に入る前は診療放射線技師をされていたとのこと。
異業種転職してから現在はAWS認定全冠に昇り詰めていらっしゃいます。

業務でKiroを使用していたがクレジットを使い果たしてしまった。

クレジット枯渇の原因は2つ。
・同一セッションの長期利用
・プロンプトのスコープ

以下の対応でクレジット消費率が23倍改善した。
・タスクが変わったら新規セッションを開始する
・プロンプトのスコープを絞る


改善に関するまとめ。

AIが業務に必須となりつつある昨今ではAIクレジットの枯渇は死活問題のため、こういったノウハウは非常に重要だと思いました。
IMDSとセキュリティ
2番手はHirotoさんによるセキュリティ関連のお話し。

IMDSとはEC2自身の情報を取得できる仕組み。

IMDSにはv1とv2があり、v1にはセキュリティ的な問題がある。
v1絡みのセキュリティインシデントとして有名なのがCapital Oneの事例。


v2では脆弱性を突いた攻撃を緩和可能。
但しあくまで「緩和」であり完全に防げるわけではないため多層防御が重要となる。


EC2を使ってる方は今すぐIMDSのバージョンを確認しましょう。
ちなみに、今回の発表資料作成にはあの有名(?)な「パワポ作るマン」を利用されたとのことです。

AWS Ground Stationが実現する無限の可能性
3番手はウタカタさん。AWS Ground Stationのお話し。
このサービスに関するLTは初めてお目にかかります。

「Ground Station」は人工衛星などと通信を行う地上局のこと。
AWS Ground Stationはこの地上局のマネージドサービス。

AWS Ground Station以外にも地上局のマネージドサービスはいくつかある。
GSaaSという用語は初めて聞きました。

利用料金がこちら。超高額です。

利用の流れ。
実際にはこの他にも提出が必要な申請などがあるらしく、料金的なハードルも併せて少なくとも個人で利用することはほぼ不可能なサービスだと思われます。

いつか「AWS Ground Station使ってみた!!」というLTが聞ける日が来ることを願っています。
FinOpsで実現する コスト分析エージェントの導入事例
4番手、Sky株式会社のT.REXさんによるFinOpsのお話し。

FinOpsとは、クラウドのコスト管理とビジネス価値の最大化を目的とした運用モデル。
昨今、多くの企業がコストに関する課題を抱えておりFinOpsが注目されている。


コスト分析にはリアルタイム性などを重視し、Kagentを選択。

Kagentのアーキテクチャ図。
MCP Serverを複数のagentから利用可能にしたところがポイント。

「コスト最適化は高度なスキルを要する難易度の高い業務」
FinOpsを極めれば市場価値の高いエンジニアになれるかも!?

社内RAGを導入するまでに気を付けたポイント
5番手はやくもさん。
クラウド食堂参加のために休暇取得までされたらしいです。

RAGとはAIに社内文書などの外部データを読み込ませる仕組みのこと。

RAGの開発に限った話ではないが、個人での開発と組織での開発は条件・課題が異なってくる。
例えばリテラシーやナレッジの蓄積などにおける課題など。


社内RAGシステムでRAG部分の再利用化を目指している。
Bedrock AgentCoreを利用したいがまずはナレッジの蓄積を行う。

最後にJAWS-UG 新潟支部のイベントの告知がありました。
jawsug-niigata.connpass.com
6/6(土)に御都合付く方は是非新潟へ。

AWSで始める水耕栽培計画
ラストは富士ソフト株式会社のanabukiさんによるAWS IoTのお話し。

タイトルにある「水耕栽培」とは土を使用せずに植物を育成する方法。
この方法で植物を育成している場所から各種データを取得して可視化等を行うシステムを構築したい。


こちらがシステムの構成図。
anabuki data centerからAWSに送信されたデータが、AWS IoTを介して各種AWSサービスで処理される流れになっています。

現在はRaspberry PiからAWS IoTへダミーデータを送信するところまで確認している。
次回はこの赤枠のところまで完成させて、再度LTに臨むということです。次回も乞うご期待。

次回のクラウド食堂
次回のクラウド食堂は7/15(水)です。
cloud-shokudo.connpass.com
席に限りもありますので、御興味ある方はお早めにご登録下さい。

以上、第8回クラウド食堂の参加レポートでした。